舌苔をタオルで取る正しい使い方は?おすすめの回数はこれだ!
舌苔を取る道具として有効なのが、乾いたタオルと鏡です。
やり方は簡単で、人さし指にタオルを被せて少し巻きつけるようにし、
鏡を見ながらほうきで掃くような感じで舌の奥から前方へ指先を動かし苔を取り去っていくことになります。
舌みがきのタオルは安物が最適
舌苔を拭き取る時に使うタオルはごく普通のものか、粗品にある様な広告入りの安物が最適です。
タオルの使い方は、利き手の人さし指に軽く巻きます。
安物は織りとループ(毛足)の密度が荒いため、また生地が薄くて指に巻き付けやすいため、舌苔をこするのに都合が良いです。
これに対し、高級品のタオルは生地が厚く舌への当たりがやわらかいので、舌苔取りには不向きです。
それなら、ガーゼやハンカチ・ティッシュの使用なら大丈夫と思うかもしれませんが、摩擦が弱く舌苔を取ることはできません。
タオルの用途としては舌の汚れを拭き取るだけですので、大きさはおしぼり用のもので十分間に合います。
この舌苔をとり去る部分は舌の奥のほうにある、横に7~10個程並んで見える大きな有郭乳頭(ゆうかくにゅうとう)から前の部分です。
舌苔は舌を出し2回に分けて取る
タオルで舌をこすり取る時には、初めての人はベーッと舌を思いっきり前方に出して行うことでしょう。
でも、このやり方で磨くとなると、舌の裏側が前歯に強くあたってしまい、非常に痛くて不快な気分になってしまいます。
そのため舌苔を取る場合は、ペコちゃんのように舌を横に曲げて出し、最初は右半分、次に左半分と苔取り作業を2回に分けて行うようにします。
この時、空いている方の手指で舌を引きずり出し、軽く固定するようにします。
ところがこのとき慣れていない人はツルッと舌を掴み逃してしまうことが多いものです。
そんな時には余っているタオルの端を使い舌を摘むようにすれば、軽い力で舌を引っ張り出し動かないように押さえる事が出来ます。
舌は敏感なので3~4回に留める
舌苔をタオルで取る場合に注意してほしいことがあります。
というのは、同じ箇所をこするのはせいぜい3、4回以内に留めておきたい。
というのは、舌の有郭乳頭や一部の茸状乳頭(じじょうにゅうとう)には、乳頭をとりまく深い溝の壁に味覚器である味蕾があり、知覚神経が集中し舌の粘膜にも、知覚神経が広く分布しているためです。
そうして、いわば感覚器である舌に余計な刺激を与えることは好ましくありません。
実際に初めてタオルを舌苔で拭うことを実行した人の多くが「舌の奥の方が少しヒリヒリする」、「少し熱い感覚がする」といった意見があります。
そしてその感覚は最初の1週間ほどは続きます。
しかし、舌苔を拭うことを毎日の習慣にするようになればそうした感じも無くなり、同じ箇所を3~4回擦るだけで十分に綺麗に出来るようになるはずです。
舌苔を取った後では、大体が”舌が軽やかになった”、”スムーズに動くようになった”という感想を持つ人が多いです。
舌苔を取るポイントとして、乾いたタオルを使うのが良いです。
この時に舌苔をこするとタオルのループは直ぐに目詰まりしてしまいます。
そこで、指に巻いたタオルの位置をずらしつつ、新しい面でみがくようにすることが大切です。
勿論、舌苔の付着量やブラッシング感の好みによって、濡れたものを使っても結構です。
ただ、乾いたタオルの方が強いブラッシング感が強いのは確かです。
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