口臭を消す洗口液の4つの効果とは?どんな成分や種類がある?
口臭を防ぐための一つに洗口液があり、多くの製品が市販されています。
大体の効果としては、お口の臭いを消す効果、臭いを隠す効果、口腔内の滅菌効果、精神的緩和によるものが挙げられるでしょう。
洗口液の4つの効果
すべての市販製品が、このような効果を全て備えているわけではないですが、口臭を消すという意味においては十分に満たしてくれるものばかりです。
臭いを消す効果は、クロロフィル類や茶抽出物などがあり、洗口液に含まれています。
しかし、色や味に問題があり、含まれているのはほんのわずか。
なので、これだけでは高い消臭効果を期待できるわけではなく、直接的には弱い効果であるといえます。
次に臭いを隠す効果は、他の香料で本来あるはずの悪臭を感じさせなくしてしまうもので、これをマスキングといいます。
例えば、メントールやペパーミントといった香料がこれに該当します。
こうした香料により、相手の嗅覚に対して悪臭と感じさせなければいいのです。
なので、悪臭と感じなくても臭気そのものの量を減らしているわけでは決してありません。
口腔の細菌に対する殺菌効果は口臭を消す上でも重要です。
ところが、多くの製品にはグルコン酸クロロヘキシジン、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウムといった抗菌剤が含有されているのですが、濃度は低く抑えられ直接的な効果はわずかです。
これは、化粧品や医薬部外品に分類され、その使用に関しては医薬品のような制限が無いのです。
なので、一日何回使用したところで、健康被害(副作用)が無いものでなくてはなりません。
最後に精神的な効果も忘れてはいけないです。
こうした洗口液を使用すると、直後は口臭を気にする必要が無くなり、相手が嫌な思いをするという気持ちに浸れることは大切です。
口臭のせいで他人に迷惑をかける、もしくは顔がひきつるように思ってしまう不安や緊張は、かえって焦りで唾液の分泌量を減らしてしまい、口臭の原因を生み出すことになりかねません。
市販されている洗口液のどれもが、これらの4つの効果を全て兼ね合わせているわけではありませんが、こうした効果が期待できるわけです。
洗口液、水歯みがき剤
洗口液、または水歯みがき剤と呼ばれる液状タイプのもので、そのまま原液を10~20mlほど口に含み、20~30秒間すすいで吐き出すものと、コップ半分ほどの水に4~5滴を滴下して薄めるのとがあります。
また、含有する薬剤の濃度によって、化粧品扱いと医薬部外品扱いに分かれます。
化粧品扱いのものは、その効果はほとんどが清涼剤と同じ様に香料による”マスキング”といわれるものです。
医薬部外品は、グルコン酸クロロへシジン、塩化セチルピリジニウム、トラネキサム酸、銅クロロフィリンナトリウム、チモール、エタノール等の薬用成分が含まれています。
その効果としては、歯垢・炎症・臭気物質の抑制や軽減といったものですが、その効き目は決して強いものではありません。
洗口液はあくまでも、補助的な用途として頭に入れておくべきで、機械的なプラークコントロールの効果を上げるわけで、ただちに口臭予防効果が現れるわけではないです。
ある程度、期間を継続して使用すれば、口臭防止に役立つでしょう。
もちろん、一緒に配合されている香料によるマスキング効果は、清涼剤や洗口剤と変わることはありません。
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