時間が経つと口臭が特に臭くなるのは1日で起床時とこの時間帯!
朝がやってきた。
日差しが顔を照りつけ、また一日新しい気持ちでスタートが始まるぞー。
起床時はそんな気分になるものですが、自分の吐いた口臭が臭うようなものなら、気分は一気にブルーになってしまいます。
ところが、朝だけ口臭が特別臭うわけではありません。
一日を過ごしてく中で臭いやすい時間帯があるのです。
起床時に口臭がキツいのはどうして?
1日の内で口臭が強くなる時間帯というのがあります。
それは冒頭でもあったように、朝起きた時です。
朝に何故口臭がするのかといえば、夜の睡眠中に唾液の量が減少し口腔内の浄化作用が弱まるからです。
睡眠というのは、体の休止時間でもありますから、唾液分泌の働きが無くなるのも当然ですね。
それに口腔内が乾燥し、粘膜の細胞が新陳代謝で剥がれ落ちますので、臭いがきつくなるわけです。
さらに眠る前に歯みがきをすると思いますが、この時にみがき残しがあれば細菌が食べかすを分解・発酵して臭いが一層強くなります。
たまに粘り気のある日もありますが、これは口内細菌が出すバイオフィルムによるものです。
このバイオフィルムというのは、歯の表面に細菌が集まることで粘着性のある膜を作り出し、棲家としてしまう状態をいいます。
ちょっと粘り気があるなと感じたなら、それはあなたの口内で沢山のバイオフィルムが形成されているということ。
普通の朝起き口臭と違って、この粘り気のある頻度が高くなれば、歯をみがいただけでは取れず、歯石としてこびりついていきます。
せめて粘り気のある状態を避けるためにも、寝る前のケアは念入りにしておきましょう。
起床時以外ではこの時間帯が口臭キツい!
起床時以外でも口臭がキツくなる時間帯があります。
その傾向が最も高くなるのは、食後の2、3時間経った時です。
これは実際に国内の基礎研究でも明らかにされていますし、食後の3時間後は口臭警報が発令しているといっても過言ではありません。
研究によると、口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物が朝食後から3時間まで上昇していきました。
これは口内に滞った食べかすや、粘膜の細胞、タンパク質の酵素による分解、唾液量の低下、日和見菌から悪玉菌への変化によるのところが大きいです。
午前中だと、朝食後から大体10時~11時頃、午後は3時頃に最もキツくなるとみていいでしょう。
これは一日の中で起床時と食後の2、3時間と、大体サイクルが決まっていて皆が持っている生理的口臭ですから、気にする必要はありません。
ただ一つ注意してほしいのは、不規則な食生活や無理な食事制限をしないことです。
これは口臭のリズムが狂うので口臭がより酷くなってしまいます。
こうならないためにも、食事は一日3食を決まった時間に摂る事が最も口臭を低く抑えられる秘訣です。
寝る前の歯みがきが面倒くさい、時間がない、体型を気にして朝食や昼食を摂るのが億劫だというのは、口臭のマナーからしても問題があるということです。
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