口臭の臭いは乾燥だけが原因ではない!内科的な要因もアリ!
口臭は口の中だけではありません。
実は口周りや、体の内部による疾患といった外部要因が関わる事があります。
では、体のどの部分が口臭になってしまうのでしょうか。
歯のかみ合わせや口の乾燥に注意
日頃、歯のかみ合わせが悪く、いつも口呼吸になってしまっている。
もしくは鼻炎や口内炎に罹っていて、口呼吸になってしまっている。
こういった自覚のある人達は、唾液による口腔内の自浄作用が低下してしまうため、口臭に注意する必要があります。
口の中が乾燥しているな?と感じたならば、うがいをしたりお茶で口を潤すようにしていきましょう。
また、就寝中に口を開けて眠っていると、ただですら低下している舌の運動や唾液の分泌、物を噛む咀嚼運動の停止に加え、
舌が乾燥してしまうことで舌苔がこびり付いてしまいます。
なのでいびきをかく人などは、口を開けて眠っているため、舌苔がつきやすく口臭には一層の注意が必要になります。
胃潰瘍と口臭は相関関係がある
口臭というのは胃の調子が悪くて、胃の中ではより一層の悪臭が溜まり食道を通して出てくるものと思われがちです。
ところが食道は通常は閉じたような状態になっていて、胃に何かの異常があっても直接口臭となって口から吐き出されることは殆どありません。
実は胃の中で溜まった臭いではなく、胃腸の病気が舌苔と関係していることがあるといわれています。
なので口臭が酷いなと思ったなら、それは胃腸に何かの病気がある可能性が高いのです。
その他の全身的な病気による口臭
口周りや胃以外にも、次のような口臭と関係する部分があります。
■耳鼻疾患
耳鼻領域の疾患は口腔と通じている場所で、この部分に炎症がある場合は口臭の原因になってしまう事があります。
急性炎症の場合は早期治療されることがありますが、慢性的な蓄膿症や扁桃腺炎・喉頭炎といった自覚症状の無いものは見落とされがちです。
■呼吸疾患
肺が壊疽してしまうような腐敗菌による感染症では強い口臭を発してしまいます。
その他にも、肺が炎症を起こしたり、慢性的な感染・炎症で引き起こされる気管支拡張や破壊による症状も口臭として吐き出されてしまいます。
■重度の内科的疾患
よくあるのが、肝臓疾患によるアミン臭、尿毒症によるアンモニア臭、糖尿病によるアセトン臭などがあります。
ただ、こうした症状には口臭が認められるのですが、それよりも生命の危険すらあり、治療に専念することが第一です。
よくあるのが、口臭がするのは胃が悪いのかなあ?という疑問ですが、そのような事はありません。
直接胃から悪臭が出ることはないですが、舌苔が付着しやすくなったり服用中の薬剤の臭いが血液を介し、肺から口臭が出ることがあります。
■悪性腫瘍
悪性腫瘍に限らず病気で寝込んでいる人は口臭が出やすい傾向にあります。
これは脱水症状によって舌苔、口の中の清掃不足によるもの、服用している薬剤による臭いが原因になるわけですが、
長い間病気になっているので、さらに体臭も加わりより一層臭いがキツくなってしまいます。
こうして、体の様々な部分と密接に関わることで口臭を発している場合がある事を覚えておきましょう。
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