口臭は40代から男性と女性で臭いが確実にキツくなるその理由とは?
40代以降にもなるとあちこち体のガタがきだす頃。
同時に口臭も凶暴さを増し、周囲に嫌悪感を与えるほどです。
厚生労働省の年代別悩み調査によれば、40代から50代にかけ口臭を気にする割合が多いようです。
40代からやってくる試練とでもいうべき口臭問題。
男性と女性による性別で特徴や違いのあることがわかりました。
40代以降の男性にみられる口臭事情
男性の臭さというのは、昔からオヤジ臭と言われるほど嫌われてきました。
それが時を経ても全く変わっていません。
最近ではスメハラという用語まで誕生し、中高年男性と臭さは切っても切り離せない関係。
特に口臭は体臭のように香水で誤魔化すわけにはいかず、無意識に周囲に対してお口の悪臭を撒き散らしている事が多いのです。
口臭を嗅がされている相手は、面と向かって口が臭いなんて遠慮して言ってはくれません。
この口臭がきっかけで、いつの間にか相手と距離が出来てしまうことも十分ありえますし、そうなっては最悪の展開といえます。
特に男性は女性よりもお酒やタバコをたしなむ傾向が強いです。
そのため、こうした嗜好品特有の臭いによる口臭はもちろんのこと、歯周病の原因にもなります。
喫煙に限っていえば、20代から吸い続けているとパージャー病という病気に罹る可能性が高まります。
これは初期症状では、冷感やしびれといった感覚が出始めます。
やがて末期になると、血管が詰まることにより潰瘍や壊死してしまう恐ろしい病気なのです。
このパージャー病は菌によって侵されるもので、歯周病菌を始めとした口内の菌によるものだったのです。
しかも40代以降になると、忙しさもありズボラでいい加減になりがちなので、歯みがき等の歯のケアを怠ると、あっという間に歯周病になってしまいます。
そのまま放置し50代後半になると、4~5本しか歯が残らなかったケースもありますから、歯周病を甘くみてはいけないのがわかるはずです。
男性の場合は体臭より口臭を防ぐことで、かなりのスメハラが解消されるといわれています。
とにかく歯をみがいたり、マウスウォッシュを用いるだけでも随分違いますし、素敵なおじさんと呼ばれるためにも、口内ケアを心がけていきたいものです。
40代以降の女性にみられる口臭事情
口臭は意外にも女性の方が酷いという現実があります。
その割合はなんと4人に1人の女性が、激烈に臭いというのです。
一体どうしてこのような悲報が成立してしまったのかというと、女性による複合的な事が関係しているからです。
まず第一に、40代から始まる更年期です。
更年期になると女性ホルモンの分泌が低下し、体の抵抗力が弱くなりますから、口内も同じ様な現象が起きることになります。
当然、歯を支えている歯骨や歯肉が弱まりますから、歯周病の進み具合が男性より早くなってしまいます。
それに女性の社会進出により、何十年も前に比べてストレスが増えています。
管理職になる機会も多いですし、重圧からか日常的にお酒やタバコをたしなむ割合が増えています。
しかも、家庭内におけるストレスも蓄積されますから、ますますお酒やタバコで気分を紛らわすようになるのです。
こうしたアルコールやタバコは唾液が減りますし、口内はそれだけ歯周病が増えることになります。
また、経済的な影響で少子化や晩婚化が進み、最近では高齢出産が多くなりました。
妊娠中や出産後は女性のホルモンバランスが大きく崩れるのも原因の一つとなっています。
その結果、やはり口臭が増えることになるのです。
女性はこのように男性以上のものを抱えることが多く、それだけ口臭は男性と同等かそれ以上になるのも当然だといえます。
男性・女性の口臭に共通していえるのは、歯周病が大きな原因になっているということです。
その歯周病は歯を失ってしまいますし、40代ともなると対策せずにいると悲惨な結果になってしまいます。
だからこそ、40代からは意識してしっかり口腔ケアをしていきましょう。
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