口臭には自臭症や無頓着の症状がある!その特徴はどんなものか?
とある25歳の男性会社員。
非常に強い口臭持ちで、日常生活に支障をきたしているのでなんとかしたい・・・
会社では上司や同僚から何だか臭いと思われているような気がして、仕事もうまくいきません。
「口臭さえなければ、もっと良い仕事を沢山任してもらえるはず。
自分で口と鼻を両手で囲むようにして嗅いで見ると、嫌な臭いがわかるんです。」
と、このように口臭のせいで全てがうまくいかないと訴えています。
ところが、口臭ではなくこれは自臭症という、性格的なものによる事が多いのです。
自臭症がストレス社会で増えている
病的口臭から少し近い位置に心因的口臭症というものがあります。
俗に言う自臭症と呼ばれるものです。
その大まかな大意としては、大部分では口臭がしないのに、自分の息が他人に不快感を与えているのではないかと思い込み、自己嫌悪や対人恐怖症に陥ったり、口臭神経症になる場合をいいます。
ストレスの多い現代社会だからこそ、心理的な面にからも口臭によるトラブルが増え続けているのです。
口臭無頓着症も
さきほどの自臭症では、他人に対して気遣いをしすぎるタイプに多いものです。
そのため、周囲から鼻をつままれるような臭いでもないのに「自分の口臭で他の人が凄く嫌がってる」と、
立ち直れなくなるくらいにショックを受けてしまいます。
ところがこれとは真逆の口臭に無頓着な人もいて、毛嫌いされようが一切気にせず、平然と過ごすタイプです。
これは単に嫌がらせというわけではなく、自臭症の人と全く同じ理由で”口臭は自分では判断できない”ために、悪臭を撒き散らしている事すら気付かないでいるのです。
口臭の知識が無いことによる自臭症
自臭症の人は口臭を他の人から指摘され、”自分にはあの不快な口臭がある!”と思い込んでしまうことがあります。
これはとある高校に通うC子さんが起床時に口臭を指摘された時のこと。
その日は寝坊したので、歯をみがいただけで登校したところ、周りの友人から「口がくさい」と言われ、その次の日も同じ様なことを言われます。また次の日も・・という感じにです。
C子さんがこのとき口臭や歯垢・舌苔が口臭の原因である知識を有していなければ、
『これだけ毎日歯みがきしてるのに口臭がするのは、生まれつきの体質なのかも・・・』
という勝手な決めつけに終始してしまうことにもなりかねません。
このように、ありもしない自分の口臭にとらわれて悩むタイプの自臭症もあるのです。
さいごに
冒頭の男性会社員については性格によるものと思われますが、自己主張が強く自己中心的な考え方が強いです。
仕事など物事が上手く進行している時は、自信に満ち能力を発揮しますが、ひとたび逆境に陥り歯車が狂いだすと自ら省みようとせず、周囲に原因を求めようとします。
つまり、この場合ではうまくいかない理由付けを口臭のせいにするという、ある種の自己逃避の姿勢となっているのです。
したがって、口臭は無いと否定されることを恐れています。
このように口臭は性格的、心理的、精神的といった様々な方面にも影響を与える厄介な存在なのです。
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