口臭の見える化や測る化は数値で正確に分かる?検知器はどう?
臭いの量や質は果たして測れるのでしょうか?
現実にはそれを表現することはとても困難です。
人間の嗅覚による判断というものは個々人で違いますし主観的です。
また、臭いを表現する単位についても、定規で測るような感じではなく日常的な馴染みがありません。
話が少し逸れますが、CO濃度は何ppmと表示されるのを度々見かけると思います。
頭の中ではppmは百万分の一の濃度であることは理解できるのですが、これでも時間はないでしょう。
こうして口臭として感じられる濃度も、このようなppmで表される単位であったり、それ以下のppb(十億分の一)で表される極微量のものであったりします。
口臭を測る上で私達が日常生活において意識するような単位では決してありません。
そこで、ガスクロマトグラフィーという専門の臭気分析装置を用いれば解決します。
この装置は口臭の成分の一つにもなっている、揮発性硫化物の量を測ることができます。
ただ、臭気物質のすべてを分析することは困難であり、あまり意味を成しません。
先ほどのように、最も関連性のある揮発性硫化物を指標にして、どのくらいの口臭のキツさなのかを判断することになります。
数値で口臭レベルを表わせますし、口臭治療の効果判定や改善にとても有効です。
ここで残念なお知らせですが、このような分析装置は非常に大掛かりですし、日常の口臭を計測するには非現実的過ぎます。
こうした理由から、簡易に利用できる臭気センサーを備えた口臭検知器が出回っています。
大まかな口臭レベルを表示するものですが、手軽にどこでも使用できるメリットがあります。
口臭検知器
たった今現在の自分の置かれている口臭が、どのようなものかを正確に判断する事は不可能といえます。
とはいえ、いつでもどこでも簡単に自分の口臭をチェック出来るものがあれば安心です。
そこで今では、口臭に悩む層が多いこともあり、特殊な臭いセンサーを用いた口臭検知器が発売されています。
かばんに入れて持ち運べるコンパクトなもので、どこでも自分の口臭をチェック出来ますから、口臭を常に気にする人にとっては必需品となるものです。
ただし、微量の臭気物質をキャッチしてしまいますので、タバコやアルコールの臭い等の空気が澱んでいない場所で使用する必要があります。
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