日本人の口臭は外国人がキスを拒絶する臭さ!その驚きの数字とは?
日本人の口の臭さは異常!
グローバル化で外国人からそんな不評が飛び交うようになりました。
挨拶としてキスをする習慣のある国がありますが、日本人は口臭が激しいということで拒否したくなるそうです。
このように今ではすっかり日本人=口臭がきつい、
という事がまかり通ってしまったわけですが、日本人と口臭の関係について数字を交えて知っておきましょう。
日本人と口臭
経済的な発展とともにわたしたちの生活は向上したわけで、それと同時に人々がお互いの心や身の周りにやすらぎやゆとり、清潔さを求める時代となりました。
日本の風土的には、お線香にみられるように古くより香りを愛し、心のやすらぎやゆとりを追求してきました。
こうした香道や茶道が長い道のりを経て、今日まで受け継がれていることが、ひとつの証しといえるでしょう。
一方でこの香りに対し、”におい”に於いては悪臭としての傾向があり、この言葉にはどこか否定的で侮辱的な意味が強いです。
そこにはにおいを発する対象を世間的に低く評価しようとする意図が込められていことになります。
日本独特の『恥の文化』が根底にあり、においを放つことは良くないこととして、口臭がこれほどまで嫌われるようになったためです。
人と人とのコミュニケーションがこれほどまで重視される社会では尚更のこと。
最初の出会いで口臭を感じてしまった場合、会話が中断してしまう事が多いのも、口臭そのものが侮辱の対象であり、恥ずべきものとして理解されるためです。
こうした香りの文化、恥の文化が互いに混ざり合い意識の奥底に根付いているのです。
このような日本人の持つ文化から、特に朝は歯を磨かないと口臭への懸念はとても大きなものになります。
とはいっても自分自身では気づきにくいし、もし他の人から口臭を言葉として指摘されたり、態度や動作でその反応を示すようなことがあれば、それこそプライドは損なわれ関係も気不味くなりショックを受けることが確実です。
日本人は繊細で傷つきやすいと言われていますから、年月の経過とともに消えるどころか大きく心の傷を広げることにもなります。
口臭に敏感な日本人
医薬・化学品メーカーの日本化薬(株)が「におい」をテーマにした調査では、十年前に比べ臭いを気にする人が増えたと回答したのが81.38%にも達し、臭いに強い関心があるのが伺えます。
”自分は臭いに敏感なほうだと思う”と回答したのは全体で61.2%にものぼり、気になる他人の臭いは圧倒的に”口臭”と”体臭”という結果でした。
しかも全体の79.1%の人が、周囲の人は自分の臭いを感じて嫌な思いをしているのかと思うと不安になると回答し、
親しい知人や同僚に些細なことでも相手の口臭や体臭を教えてあげてると回答したのは、僅か0.1%に過ぎませんでした。
あまりにひどいときは教えてあげるのが11.3%、人によっては教えてあげるのが18.9%、教えてあげようとは思うが言えないが35.5%、相手を傷つけるから言えないが28.3%とそれぞれ回答しています。
この数字からは、口臭の抱えている問題の複雑なあり方を表しているといえるでしょう。
気になる他人のにおい (日本化薬の調査。対象者は上場企業の男性201名、女性202名) |
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男性 (%) | 女性 (%) | |
1位 | 口臭 78.8 | 口臭 78.5 |
2位 | 汗、体臭 67.4 | 汗、体臭 69.0 |
3位 | 足のにおい 36.6 | たばこ 59.1 |
4位 | たばこ 33.6 | 整髪料 40.9 |
5位 | 香水 32.3 | 香水 36.4 |
出典:内田安信-著「口臭バイバイ」 出版芸術社
ストレスの多い日本社会で生活していくうえで、口臭はどうしても発生しやすくなっているのは間違いないことなのです。
それに加え悪臭を恥とする香りの文化や、そうした人達を意識した口臭予防の商品が次々生まれていることから、
各個人の清潔願望がより一層強く求められている時代背景があるといえます。
スメハラという用語が登場したこともあり、これほどまで口臭に関心を持つ人の数が増えた事は、かつてはなかったことでしょう。
しかし、その大部分は自分自身の口臭に関してであり、または家族の誰かの口臭についてだけなのです。
しかも、たとえ他人の口臭を不快と感じ取った場合であっても、他人の抱える口臭の悩みにまで思いを馳せる人はまずいないものだと認識すべきです。
別の見方をすれば、口臭を指摘することで相手に恥をかかせてはならない配慮も垣間見えます。
こうした日本人の気質や文化から、口臭という悩みを一人で背負うことは、大変大きな負担を強いられることになるのです。
恥の文化の無い外国人による”日本人は口がクサイ”という警告は、口臭社会・日本の実態を浮き彫りにしているのかもしれません。
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