舌苔の掃除をする頻度は?歯ブラシで取るのは正しい方法なのか?
舌苔は絨毯にこぼした牛乳のようにしつこくこびりつき、
少しこすったぐらいでは中々取れません。
この舌苔の上を、肺から出た空気がかっさらうように通っていくと呼気悪臭が発生することになります。
このどうにかしたい舌苔は、どのくらいの頻度で掃除すればいいのでしょうか。
また、掃除の道具として歯ブラシは使えるものなのでしょうか。
舌苔の掃除はいつする?
舌の苔を取るタイミングとしては、朝取るのが一番いいでしょう。
なぜかというと、舌の運動がなくなり唾液の分泌が低下する睡眠中に舌苔が作り出されるので、朝に一番よく溜まるからです。
舌苔を取る回数は朝の1回だけです。
朝に舌苔を取っておけばそれほど溜まることはなく、夜になるまで舌苔からの口臭を気にする必要はないためです。
ただ必ずというわけではないので、夜に取っても構いません。
舌苔は普通の歯ブラシで取っては駄目
舌は鋭敏な感覚器です。
ところが歯ブラシで舌を掃除している人が意外に多く見受けられます。
それはどんなにやわらか目の歯ブラシを使ったとしても、タオルのように舌の表面だけをぬぐっていくのではなく、
ブラシの先は舌の乳頭の周りにある溝に入り込み、直接味蕾(みらい)と呼ばれる食べ物の味を感じる感覚器に影響を与えてしまいます。
つまり、この方法では舌に対する刺激が強く、表面を傷つけてしまいがち。
歯ブラシによる舌みがきを何年か続けることで、味覚障害などを引き起こす可能性が十分考えられるためです。
同じ口の中にある歯茎は、歯ブラシでみがけばみがくほど引き締まり強くなる事が分かっているのですが、
成り立ちが全く異なる舌の組織は、絶対に手荒に扱うべきではありません。
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