体臭は口臭よりもきついって？種類はなんとこんなにもある！

スメハラ社会といわれるように、あらゆる臭いが敵視されているような風潮です。

それは、口臭は勿論のこと、体臭にもあてはまります。

 

その体臭というのは、実はかなりの種類があるのです。

口臭ばかりに目が行きがちですが、体臭についても知っておきたい。

 

実は体臭のほうが口臭よりも臭う？

人に近づいた時に臭うのは何も口臭ばかりではありません。

実は体臭が思った以上に臭っていて、体や衣服から常に放たれているのです。

口臭はそんな体臭に付随するようなものといっていいでしょう。

 

体臭には細菌によって分解された汗や腋臭のような生理的なものと、職業柄や生活習慣によって体に染み付いてしまった外部要因的な臭いに分けられます。

 

以下に体臭の種類についてまとめておきます。

1:先天的体臭

1-1:動物臭

– 哺乳動物共通の臭い – 脂肪酸とたんぱく質の分解生成物

1-2:種族臭

人種、種族に共通な臭い – 黒人 > 白人 > 日本人

1-3:個人臭

遺伝的に定まった個人特有の臭い – 腋臭

2:後天的体臭

2-1:職業臭

– 職業、職場に特有な臭い – クスリくさい、油臭い、かぐわしい香など

2-2:習慣臭

– 食習慣、生活、文化水準によるにおい – 味噌汁臭い、ニンニク臭い、バター臭いなど

3:一時的体臭

3-1:病気臭

3-1-1:慢性病による臭い

– 糖尿病（甘いアセトン臭）フェニルケトン尿症（ネズミくさい）など

3-1-2:口臭

– 歯槽膿漏、消化器・呼吸器の病気など

3-2:状況臭

3-2-1:不衛生によるもの

– 汗臭さ、むれ臭など

3-2-2:飲食物によるもの

– 酒臭い、タバコ臭い、ビタミンB臭など

3-2-3:ホルモンの作用によるもの

– 妊婦の汗の臭い（黄体ホルモン臭）など

3-2-4:性的興奮によるもの

– なめし革のにおい（とくに女性）、酸敗したバターのにおい（男性）

3-3:付着臭

3-3-1:化粧品によるにおい

3-3-2:衣類、頭髪についたにおい

– けむりくさい、ガソリンくさいなど

出典：梅田達也 – 香りへの招待

 

多少の体臭は生理的口臭と同じ様に注意していればかなり防ぐことが可能です。

 

他人を不快にさせないためにも、臭いのつきやすい髪や衣服、発汗量が多いにも関わらず見落とされがちな足の臭いへの気配りをする等、普段から入浴や洗濯しながら衣服をいつも清潔にするようにしましょう。

 

そして、口臭は体臭の一部であるわけですが、先天的体臭や後天的体臭と違い、ケアすることで臭いを消せます。

それに完全な無味無臭は無理というもので、やはり複数の臭いが混ざり合って相手に伝わります。

なので、体臭とうまく付き合いながら、口臭による不快さを1つでも減らしていきましょう。