歯周病による口臭は治らないもの?4つの治療法を知っておこう!
歯周病対策してますか?
一時期、CMでも聞いたことがあると思いますが、口臭の原因となる病気です。
歯周病は放っておくと取り返しがつかないだけに治療が必要となります。
一体どんな治療法があるのでしょうか。
1.口腔の清掃
歯周病を治療する一番の方法は、その原因になっている歯垢を無くすことです。
この歯垢というのは、絶えず口の中に存在していて、あなたが毎日しっかり歯みがきをしていく必要があります。
歯垢がたくさん付着することで、歯肉に炎症が起きたためであり、一番やらなければならないのが除去です。
ただ、そこで直ぐに清掃を行なったからといって、口臭はパッと消えるものではないので注意。
口の中を良好な状態に保ち続けることで、歯肉の炎症が次第に減っていき、口臭も改善に向かっていくことになります。
2.スケーリング
歯垢が無くならないままだと表面に停滞し続けることになります。
やがては歯垢が石灰化していき、歯の表面に固い塊がこびりつき歯みがきでは落とせなくなるのです。
この歯に付いた固形物のことを歯石といいます。
一度は歯医者さんで聞いたことがあるかもしれません。
歯石の表面はゴツゴツとしていて、そのままだとさらに歯垢が付きやすくなっていきます。
また、歯肉周りの組織には毒素や酵素を含んだ有毒物質が含まれていますから、ダメージを直接与えることにもなります。
こうしたことから、歯石は歯垢の害を増やしていると思ったほうがいいです。
先程のように、自力で歯石を取り除くことは出来ないので、歯医者さんでスケーラーという先の尖った器具で除去してもらうことになります。
実際に歯の表面をゴリゴリしながら、歯石を取って貰った経験があるかと思いますが、
全体的に歯の表面をなめらかにしつつ、歯垢が付きにくい状態にします。
歯石を除去して以降、歯みがきをしっかりとしていけば、それだけ固着が防げるのはいうまでもありません。
こうして歯石を除去し、歯垢が付かないよう良好な状態を保ち続ければ、歯肉の炎症は静まりやがては口臭が減少していきます。
3.歯周外科手術
長期間に歯の清掃を怠ると、歯垢や歯石がいつのまにかびっしり固着し、やがては炎症となり深部にまで到達してしまいます。
この時、歯と歯肉の間にある溝は深い歯周ポケットと呼ばれるもので、手遅れとなってしまいます。
ポケットの溝が深いために、もはやスケーリングは困難で、場合によっては外科的な手術を必要です。
歯科手術の多くは、歯肉に切開を加え、歯を支える骨から歯肉を剥離させ、歯の根の部分が見える状態で問題の部分を除去、取り出しをおこないます。
手術後は3週間ほどで炎症が治まり、口臭は改善されるようになります。
こうして外科手術が必要なほど深刻な状態なら、歯を支える骨もかなり少なくなってしまっているのです。
治療後は根が剥き出しとなり、歯は見た目が長くなってしまいます。
また、歯と歯の間の隙間も大きく開くようになります。
結果として、歯垢を減らすことも難しくなってしまいます。
そこで、歯の全周から1本ずつ歯垢を除去するために、歯ブラシ以外にも補助的な道具も使用し、丁寧に時間をかけて行うことになります。
なお、手術を必要とするため清掃がかなり困難で、再発の危険性も高く、継続しながら徹底した管理が必要です。
再び炎症が起きるようならば、当然口臭は相当キツくなるのはいうまでもありません。
4.薬物の使用
口臭の発生は口の中の細菌が関与しているのは紛れもない事実です。
歯周病もときには急性に移行し歯肉が腫れ、それだけ口臭も強くなっていきます。
このような時には薬が投与されることがあり、炎症を抑えるだけでなく口臭の抑制にも効果を発揮します。
ただし、薬剤の使用はあくまでも応急処置であり、根本的な歯周病対策とはなりません。
また副作用などの問題があり、歯周病だけに適用するためのものなので、長期間にわたり薬物を使用することは危険です。
薬物の使用は、特に強い口臭が認められる場合にのみ、歯周病の治療効果が現れるまでの一時的なものとして留めておくべきでしょう。
ブログランキングに参加していますのでよかったら応援お願いします。